熊本で起業相談している人

「熊本で起業したい。でも、もし失敗して借金まみれになったらと思うと怖い」そんな不安は、起業前に解決したいですよね。やりたいことや熱い想いはあるのに、「何から始めればいいのか分からない」「誰に相談すれば正解なのか分からない」動き出せずに時間だけが過ぎてしまうのは、決して珍しいことではありませんよ。

この記事では、熊本で利用できる起業相談窓口の特徴と、社長の状況に合わせた使い分け方を分かりやすく解説します。相談先選びは、単なる情報収集ではなく、事業を失敗させないための最初の重要な判断です。

漠然とした不安をそのままにせず、「これなら進める」という確かな手応えに変えるため。理想の未来へ踏み出す第一歩を、ここから一緒に整理していきましょう。

この記事で分かること

  • 熊本で起業相談ができる窓口と使い分け
  • 銀行融資の審査前に税理士に相談する理由
  • 熊本の起業でやりがちな失敗パターンと具体的な回避策

Q. 最初はどこに相談に行くのが正解ですか?

A. アイデアが固まっていない段階ならよろず支援拠点などの公的機関ですが、具体的にお金や数字の計画を固めたいなら税理士がおすすめですよ。

Q. いきなり銀行に相談に行っても大丈夫ですか?

A. おすすめはしません。準備不足のまま行くと「貸せません」と判断されるリスクが高まります。専門家と説得力のある資料を作成し、面談対策することをおすすめします。

Q. 失敗しないために一番大切なことはなんですか?

A. どんぶり勘定をしないことです。そのためにも、現実的な資金繰りを一緒に見てくれるパートナーを見つけることが、成功への近道ですよ。

熊本で起業相談ができる窓口と使い分け

起業を考えたとき、誰に相談すればいいのか迷う人は少なくありません。

熊本には、公的な支援窓口から専門家まで、さまざまな起業相談先がありますが、それぞれ役割や得意分野が異なります。違いを知らないまま相談先を選んでしまうと、「話は聞いてもらえたけど次にどうすればいいか分からない」と感じてしまうこともあります。

大切なのは、どれか一つを選ぶことではなく、起業の段階や目的に応じて相談先を使い分けることです。

ここでは、熊本で利用できる代表的な起業相談窓口について、それぞれの特徴と向いている使い方を分かりやすく整理していきます。

窓口特徴
熊本県よろず支援拠点国が設置する無料の経営相談窓口。起業前後を問わず、売上づくり・集客・事業アイデアの整理など幅広いテーマを相談できるのが強み。
XOSS POINT.熊本市のスタートアップ支援拠点。起業家同士の交流やイベント、メンタリングを通じて視野を広げられるのが特徴。
金融機関創業融資や資金調達の相談窓口。事業計画書のブラッシュアップや、数字の妥当性をチェックしてもらえる点がメリット。
税理士事業計画・資金繰り・税金・法人設計までを数字で一貫して見られる専門家。起業後に「お金が残らない」「判断が遅れる」リスクを減らす役割を担う。
司法書士会社設立手続きの専門家。定款作成や登記など、法的に正確な書類作成を任せられる。設立作業をスムーズに進めたい人向け。

熊本県よろず支援拠点

熊本県よろず支援拠点は、国が設置している無料の経営相談窓口です。起業前・起業後を問わず利用でき、事業アイデアの整理、売上づくり、集客、価格設定など、幅広いテーマを相談できます。

「まだ事業の形がはっきりしていない」「何から考えればいいのか分からない」という段階でも、話を聞いてもらえるのが特徴です。一方で、具体的な資金繰りや税金、最終的な判断までを代わりに決めてくれる場所ではありません。

まずは頭の中を整理し、全体像をつかむ最初の相談先として活用すると効果的です。

XOSS POINT.

XOSS POINT.は、熊本市が運営するスタートアップ支援拠点です。起業家同士の交流イベントやセミナー、メンタリングなどを通じて、新しい視点や刺激を得られるのが魅力です。

「起業の空気感を知りたい」「同じ立場の人とつながりたい」という人には向いています。一方で、個別の事業について深く数字を詰めたり、リスクを前提とした判断を行う場ではありません。

モチベーションを高めたり、視野を広げる場所として活用しつつ、実務的な判断は別の専門家に相談するという使い分けが大切です。

金融機関

金融機関は、主に創業融資や資金調達の相談を行う窓口です。事業計画書をもとに、この事業は本当に返済できるのかという視点でチェックされるため、数字の現実性が問われます。

客観的で厳しい意見をもらえる反面、アイデア段階では話が進みにくいこともあります。「融資を受けたい」「資金計画を具体的に詰めたい」という段階で相談するのが適しています。

情熱や想いよりも、継続性と返済可能性が重視される点を理解したうえで活用しましょう。

税理士

税理士は、起業時のお金の流れをトータルで考える専門家です。事業計画、資金繰り、税金、法人化のタイミングなどが相談可能です。「売上は出たのにお金が残らない」「判断が遅れて機会を逃す」といった失敗を防ぐ役割を担います。

無料相談窓口で方向性をつかんだ後、実行フェーズに入る前に相談することで、リスクを抑えた起業が可能になります。起業後も継続して伴走してくれる存在です。

熊本の税理士顧問料については、以下の記事で詳しく解説しています。

熊本の税理士顧問料の相場はいくら?安い報酬の裏側と失敗しない選び方

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司法書士

司法書士は、会社設立の手続きを専門に扱うプロです。定款作成や登記申請など、法的に正確な書類作成を任せられるため、設立作業をスムーズに進めたい人に向いています。

ただし、事業計画の良し悪しや、税金・資金繰りといった経営判断までを相談できるケースは多くありません。会社を作る作業を確実に進める役割と理解し、事業全体の設計は税理士など他の専門家と組み合わせて進めることが重要です。

経営者が銀行に行く前に専門家に相談する理由

起業を決意したとき、多くの人がまず銀行に相談しようと考えがちですよね。しかし、十分な準備をしないまま融資相談に行くことは、想像以上にハイリスクです。

一度「この人は準備不足」「数字が甘い」という印象を持たれてしまうと、その後の融資や取引にも影響する可能性があります。大切なのは、銀行に行く前に、事業内容や数字を第三者の視点で整理し、客観的に見てもらうこと。

ここからは、なぜ経営者が銀行に行く前に専門家へ相談すべきなのかを一つずつ解説していきます。

説得力のある書類が作成できるから

融資の可否は、提出する書類の完成度で左右されます。事業計画書や資金繰り表は、想いを書けばよいものではなく、数字の根拠と一貫性が求められます。

自力で作成すると、売上が楽観的すぎたり、経費が抜けていたりと、金融機関から見て不安要素の多い内容になりがちです。

専門家に相談すれば、金融機関が重視する視点を踏まえた構成に整えられるため、「この事業なら返済できそうだ」と納得してもらえる書類を作成できます。

面談の対策ができるから

融資面談では、事業内容だけでなく、経営者本人の考え方や数字への理解度も見られています。よくある失敗が、想定外の質問に答えられず、準備不足という印象を与えてしまうことです。

専門家に事前相談しておけば、よく聞かれる質問や注意点を把握でき、自分の言葉で説明する練習もできます。結果として、面談での受け答えに自信が持て、金融機関との信頼関係を築きやすくなりますよ。

収支のシミュレーションができるから

融資は借りられるかよりも、返し続けられるかが重要です。起業前は、売上や経費のイメージが曖昧なまま進めてしまいがちです。

しかし、専門家に相談すれば、売上が想定より伸びなかった場合や、経費が増えた場合など、複数のパターンで収支シミュレーションを行えます。最悪のケースまで想定したうえで融資額を決められるため、起業後に資金繰りで苦しむリスクを減らせます。

金融機関を紹介してもらえるケースがあるから

どの金融機関に相談するかによって、融資の進みやすさは変わります。専門家、とくに地域に根ざした税理士は、金融機関とのつながりを持っていることが多く、事業内容に合った窓口を紹介してもらえる場合があります。

闇雲に銀行を回るよりも、最初から相性の良い金融機関に相談できるため、時間と労力のロスを防げますよ。専門家に金融機関を紹介してもらえることは、自力申請では得にくいメリットです。

起業後も継続して相談できるから

融資はゴールではなく、あくまでスタートです。開業後は、試算表の作成、資金繰りの管理、決算や税金対応など、やるべきことが一気に増えます。融資前から相談している専門家であれば、事業の前提を理解したうえで、継続的にサポートしてもらえます。

借りた後に誰にも相談できないという状態を避けられる点は、起業初期の大きな安心材料です。

起業時の融資は、一度の判断ミスが長期的な経営リスクにつながります。だからこそ、銀行に行く前に、数字と実務の両面から相談できる専門家を持つことが重要です。

熊本で、起業前から融資、そして起業後の経営まで一貫して相談したい方は、木下博昭税理士事務所へ一度ご相談ください。不安を抱えたまま動くのではなく、「勝てる準備」を整えた起業を、一緒に進めていきましょう。

準備不足が招く熊本の起業で失敗するケース

起業に失敗する社長は、事業アイデアが悪かったり、努力が足りなかったりしたわけではありません。実際には、起業前の準備や初期の判断を少し誤っただけで、後戻りが難しい状況に追い込まれてしまうケースがほとんどです。

ここからは、実際によくある失敗について紹介します。どれも事前に知っていれば十分に防げたものばかりです。自分に当てはまる部分がないかを意識しながら、読み進めてみてくださいね。

ケース1:運転資金の読みが甘く資金ショートになる

開業前に事業計画は作ったものの、「売上はすぐに立つだろう」と考え、運転資金を最低限しか用意していないケースです。

実際には売上が発生しても入金までに時間がかかり、家賃や仕入れ代金、人件費などの支払いが先に発生します。帳簿上は黒字でも、手元の現金が足りず、気づいたときには資金ショート寸前の状態に。

追加融資を検討したものの準備不足を指摘され、事業継続が難しくなってしまいます。運転資金は3〜6ヶ月分は準備しておきましょう。

ケース2:納税資金を確保していない

次は、起業してから順調に売上が伸び、「思ったよりうまくいっている」と感じるケースです。手元の現金も増えたため、設備投資や生活費に使ってしまうことは珍しくありません。

しかし、納税資金を確保していないと、確定申告で多額の税金が発生することを知り、慌ててしまいます。資金繰りに追われると精神的にも大きな負担となり、経営が上手くいかないこともあります。

手元の現金の一部は、納税資金として確保しておきましょう。

ケース3:事業形態を間違えて後悔する

起業するなら法人のほうが良さそう、というイメージだけで会社を設立して失敗するケースです。しかし、実際の売上規模や取引内容を考えると、当面は個人事業主の方が良いこともあります。

法人は社会保険料などの固定コストがかかるため、個人事業主に比べて経費の負担が増える可能性があります。また、インボイス制度について深く考えないまま進めると、取引先に迷惑がかかるかもしれません。

事業形態は後で変更することは大変なため、起業前に相談することをおすすめします。

資金が経営に与える影響

起業や経営を考えるとき、多くの人は売上を伸ばすことや利益を出すことに意識が向きがちです。

しかし、実際に経営を左右するのは、帳簿上の数字以上に手元にある現金です。資金管理を軽く見てしまうと、事業そのものだけでなく、経営者自身の働き方や生活にも大きな影響が及びます。

ここからは、資金が経営にどのような影響を与えるのかを、具体的な場面ごとに見ていきましょう。

利益がでていても現金がなければ倒産する

起業して間もない社長が特に誤解しやすいのが、黒字なら安心という考え方です。実際には、利益が出ていても現金が足りなければ会社は行き詰まります。

例えば売上の入金よりも、経費の支払いが先のケースです。売上の入金が数か月後になる一方で、家賃や人件費、仕入れ代金などは毎月支払うことになります。

このようなズレを想定していないと、帳簿上は黒字でも支払いができず、いわゆる黒字倒産に陥ることがあります。利益以上に「いつ、いくら入金され、支払いが必要か」を把握することが重要です。

資金繰りが気になり本来の仕事ができなくなる

資金に余裕がない状態が続くと、経営者の意識は常にお金に縛られます。次の支払いは大丈夫か、入金は間に合うかと不安を抱えながら仕事をすることで、本来注力すべき営業やサービス改善に集中できなくなります。

その結果、売上を伸ばすチャンスを逃し、さらに資金繰りが苦しくなるという悪循環に陥るかもしれません。資金繰りの不安は、経営判断の質そのものを下げてしまうので注意しましょうね。

お金の残し方については、以下の記事で詳しく解説しています。

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個人の生活に影響する

資金繰りの問題は、事業だけでなく個人の生活にも直結しますよ。事業のお金と生活費の区別があいまいなまま進めてしまうと、「今月はいくら使っていいのか分からない」「税金や支払いが怖くてお金を使えない」といった状態になりがちです。

精神的な余裕がなくなれば、家族関係や健康にも影響が出ることがあります。経営を安定して続けるためには、事業と生活の両方を守る視点で資金管理を行うことが欠かせません。

資金は、経営の結果として後から整えるものではなく、最初に設計しておくべきものです。

熊本で、起業前の資金計画から、起業後の資金繰り・試算表・決算まで一貫して相談したい方は、木下博昭税理士事務所へぜひご相談ください。

起業に失敗しないためのポイント

起業でつまずく人に共通しているのは、準備不足です。しかし、事前に対策することで失敗を防ぐことができますよ。

ここからは、これから起業を考える人が最低限押さえておきたい、実践的なポイントを順番に見ていきましょう。

現実的な事業計画を作成する

起業時の事業計画で大切なのは、夢のある数字ではなく、現実的な数字です。売上を大きく見積もりすぎたり、経費を甘く考えたりすると、後から資金繰りに苦しむ原因になります。

現実的な事業計画とは、最初からうまくいかないケースも想定したリアルな計画です。売上が予定の7割だった場合でも続けられるか、固定費はどこまで耐えられるか、といった視点を持つことで、無理のないスタートが切れます。

事業計画は融資のためだけでなく、自分自身を守るための設計図でもあります。

ターゲットを絞り込む

できるだけ多くの人に売りたいと考えるのは自然ですが、起業初期にターゲットを広げすぎると、誰にも刺さらないサービスになりがちです。

起業直後は、資金も時間も限られています。その中で成果を出すためには、「誰の、どんな悩みを解決するのか」を明確にすることが重要です。ターゲットを絞ることで、価格設定や集客方法も決めやすくなり、無駄なコストを抑えられます。

小さく始めて、反応を見ながら広げていく考え方が、失敗リスクを下げますよ。

どんぶり勘定で収支と資金繰りを考えない

起業後に多い失敗のひとつが、なんとなくお金が回っているから大丈夫というどんぶり勘定です。売上と利益、現金の動きを分けて考えないと、気づいたときには資金が足りなくなることがあります。

毎月いくら入って、いくら出ていくのか、数か月先まで見通す習慣を持つだけでも、資金トラブルは大きく減らせます。難しい会計知識よりも、数字を把握し続ける姿勢が、経営を安定させる鍵です。

気軽に相談できる経営パートナーを作る

起業すると、判断をすべて一人で背負う場面が増えます。売上が伸びない、資金が不安、将来が見えないといった悩みを一人で抱え込むと、冷静な判断ができなくなります。

そのようなときに重要なのが、気軽に相談できる経営パートナーの存在です。正解を押し付ける人ではなく、数字や状況を整理し、一緒に考えてくれる相手がいることで、判断の精度が上がります。

孤独な経営を避けることも、失敗を防ぐ大切なことです。忙しい社長のパートナーとなる税理士については、以下の記事で詳しく解説しています。

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起業前から専門家に相談する

起業後に問題が起きてから専門家に相談しても、すぐに解決できないケースもあります。また、コストが発生することもあるため、起業前に相談しましょう。

事業計画、資金繰り、税金、事業形態などは、最初の判断が将来の経営に影響します。専門家に相談することで、「今はやらなくていいこと」「今決めるべきこと」を整理でき、無駄な遠回りを防げますよ。

起業は勢いだけで進めるものではなく、準備によって成功確率を高められるものです。

忙しい社長は平日に専門家に相談することが難しいですが、土日・夜間に税理士に相談することができます。詳しくは、以下の記事で解説しています。

税理士は土日休みばかり?熊本の木下博昭事務所は土日・夜間対応しています

平日は現場で忙しい経営者は、土日・夜間対応の税理士に依頼すると、平日昼間の仕事を休まなくてもよくなります。土日対応になると必ずしも顧問料が高くなるわけではあり…

まとめ

熊本で起業を考えるとき、不安を感じるのは、「準備不足」や「判断材料の少なさ」によるものがほとんどです。

ここまでお伝えしてきたように、起業相談窓口にはそれぞれ役割があり、目的やタイミングに応じた使い分けが重要です。

起業で大切なのは、勢いや根性ではなく、現実的な計画と、気軽に相談できるパートナーを持つこと。とくに起業前の段階で専門家に相談しておくことで、選択肢を広げ、ムダな失敗を防ぐことができます。

熊本で、起業前の不安整理から、融資、資金計画、起業後の経営まで一貫して相談したい方は、木下博昭税理士事務所へぜひご相談ください。

一人で悩み続ける起業ではなく、数字に裏付けられた安心感を持って前に進む起業を。その第一歩を、ここから一緒に踏み出してみませんか。

投稿者プロフィール

木下博昭
木下博昭税理士/南九州税理士会 139642
熊本生まれ 熊本育ち
税理士の木下博昭です。税理士業界歴21年!
節税や補助金、創業融資などを利用して、会社にお金を残す!
これに特化した経営支援を行いたいと思い独立を決意。
令和元年、令和のスタートともに独立しました。
もちろん、税制を活用した節税も行います。
農業コンサルタント向けに税制改正や節税の講演も実施しています。
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